実践の中で人工知能を学び、将来は自社でのアプリ開発を目指す。

木村 勇貴さん 博士課程前期課程2年 東日本電信電話株式会社勤務

2023/04/25

在学生

漠然とした人工知能をより広く、深く追求していく。

私が勤める東日本電信電話株式会社では、様々な業界のデータを取り扱うことが多く、例えば、農業分野だとハウス内のトマトの状態を動画で監視し収穫量を予測したり、小売分野だと監視カメラから不審者の行動を検知し万引予防に利用したりなど、特に人工知能のビジネスニーズを日増しに感じています。入学前は「人工知能」で何ができるのか漠然としたイメージでしたが、学べば学ぶほど幅広さと奥深さを感じています。その中でも私は画像認識分野に興味があり、研究テーマとして「人間により近い画像認識モデルの構築」に挑戦しています。研究プロセスを学びAIエンジニアとして自走できるスキルを高めていけたらと考えています。研究活動だけでなく人工知能のビジネス応用にも興味があり、「人工知能社会実装」の授業では、オムニバス形式で様々な講師の方が毎回リアルな人工知能ビジネスの現状を語っていただけるので非常に勉強になりますね。

日進月歩で進化する知識と技術をアップデートしながら学べる環境。

修了後は、自分がメインとなって人工知能を使ったアプリ開発に携わっていきたいと考えています。1年次の必修科目である「深層学習」では、受講生約40名が脳のMRI画像から疾患の予兆を検知する深層学習モデルの構築に取り組み、その予測性能をコンペ形式で競い合ったのですが、深層学習のモデルを作る楽しさを改めて実感しています。どうやってモデル化するか。精度をあげるのか。一人ひとりの考え方が違うので、他の人が作ったプログラムを見るのもいい刺激になります。また授業以外でも先生方がとても親身に対応してくださるので助かります。社会人学生ということで、どうしても夜間や土曜日などに質問をすることが多いのですが、スムーズに返事をいただけるので勉強に集中することができます。人工知能の研究スピードはとても速いです。最先端だと思っていたことが、数ヶ月後には古くなっていたりする。だからこそ、常に最新の考え方に触れながら、様々な分野で豊富な知見を持つ先生方のもとで「生きた専門知識」を吸収していきたいです。

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