人工知能の知識を深め、公認会計士に新たな風を。

児玉 邦康さん 如水監査法人 代表社員

2020/07/16

在学生

公認会計士×人工知能で何ができるかを学びたい。

公認会計士として企業の会計データを分析して不正リスクの監査を行ったり、過去のデータを用いて経営計画作成などのコンサルティング業務も行っています。私の業務と人工知能がどう関わってくるかというと、例えば現在の経営計画などに出てくる未来予想の数字は、あくまで過去の情報の推移を記載しただけで、根拠は薄いものです。そこに人工知能やデータサイエンスの知識や技術を加えられれば、社会情勢や人口推移など多面的なデータと掛け合わせて根拠を持った数字を出すことができるようになります。約4年前、オックスフォード・レポートで公認会計士や税理士の仕事が人工知能に取って変わられるのではないかという話が出ました。そうした中で、業界に先んじてまずは人工知能やデータサイエンスの分野と掛け合わせることで何ができるのかを学ぶために人工知能科学研究科への入学を決めました。

人工知能の幅広さを実感。

公認会計士と聞くと一見分野が離れているように見えますが、実は以前にプログラマーとして働いていた経験があり、人工知能やデータサイエンスの分野を学ぶことにハードルはあまりありませんでした。実際に授業が始まってみてもその気持ちは変わっていません。授業では改めて人工知能の幅広さを実感しています。特に「人工知能概論」ではゲーム内に登場するキャラクターにも人工知能が搭載されているという話を聞いて、経済社会でも使えることも多いのではないかなと新たな視点を見つけることができました。どうしても公認会計士として人工知能を勉強すると、知識が偏ってしまいますが、そういう意味で、人工知能科学研究科では幅広く人工知能の歴史から最先端の事例まで学べるので、視野を広げる良い機会になっていると感じています。

この2年間で人工知能やデータサイエンスの分野を幅広く深め「会計士ってそんなところまでできるのだ」という業界のオピニオンリーダーになりたいですね。
※インタビューの内容は取材時点のものです。

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